そんな最中に、担任の倉田先生が家に来た。
先生が家に来たのは連絡網を長谷川にとばされて、なにも知らず用意すべき物を用意しないで登校した日があったので、その事を私が親達(家族)に話をして、それを聞いた家族は「単純ないじめならともかく、これはチョッと待て」といった感じで、その事を学校へ電話をし、担任は会議とかで教頭先生に話をして、そして倉田先生が来た。 その日は家族で『アダムス・ファミリー・2』を見ていた土曜日の雨の日。 「どうしたんだ。先生、佐藤さんをみていて仲間外れになっている様にみえて心配で、話を聞こうと思って今日おじゃましたんだけど」 『こいつ』と思った。 何ヶ月たってると思ってるんだって感じがしてムッとした。 倉田先生は嫌いだったけど、一応話をしてみるのもいいかと思い、やけばちの喧嘩ごし気味の強い口調で話をした。 泣きそうになりながらも、強く、きつく。 前の『強く生きる』のところで書いてあることを、父さんに言われた影響もあっての話し方だた。 「・・・・んで、こう先生に話したところでどうなるんですか?少しは直ると思っているんですか?先生に相談して少しはプラスになるんでしょうね。先生が彼女らを怒っても、どうにもならないと思うんですが」 「いや、少しでも佐藤さんの、いやすい環境を作りたいと思っているし、言って損はないだろう。佐藤さんが先生に言ってきたのではなく、先生が気ずいたことにしておくから ・・・ 大丈夫です。」 「じゃ、もし先生があの人らに注意しても、また始まったら?始まったら、また、同じ事を彼女らに言うんですか?」 「いや、また始まったら、今度は親を呼んで、それでもまたって事があれば、学校へこさせないよう対処をします」 と、まぁこんな感じで1時間ちょつと話をして「では ・・・」と云って帰っていった。 嘘でもなんでもいいから、頼りない先生でも今回は頼ってみようと思った。 先生が帰ってから、私のベットに隠れていた父さんに「目上の人に対して言葉使いが悪い」と、さっきとは矛盾した事を言われたが、あれで良かったと思う。 翌日の4時間目の数学の時間に、村上先生に呼び出された。 村上先生は生活指導の先生でもある、倉田先生も後から来た。 中会議室で、お昼も食べさせてみらえず、ずーっと「話をしろ」と言われた。 今までのあらましを話すと教室へもどされた。 教室の皆の目が怖かった。 なんで呼び出されたのか、もう、皆、知っていたようだ。 教室には、あまり人はおらず、人が少ないのに、どうしてか長谷川がいた。 長谷川は、今までより一層いやな顔と態度を示した。 次は長谷川ら6人が放課後呼ばれ、「なんで、うちらまで呼ばれなきゃいけないのー」と叫ぶ声が聞こえ、『ドキッ』とした。 部活が始まって、だいぶんたったが戻ってこない。 吹奏楽部で合奏が始まる時間になっても戻ってこない。 先輩が、「どうしたんだろう」とザワめく。 あと30分くらいしか残り時間がなくなった頃に、ブラバン生徒の4人が帰ってきた。 森下、松川をのぞいた二人は泣いて、暗い感じになって帰ってきた。 先輩は、「ここまで泣かせて、なにがあったんだ」と怒った。 部活が終わった後、校長室に呼ばれたので、どのような指導をしたのかを聞いた。 校長先生も同室していたが特別話はしなかった。 長谷川と中田は倉田先生が、ほかの4人は部活の先生でもある村上先生が叱ったという。 倉田先生は、とにかく「あれもしただろう。これもこうだろう。」と、しつこく問い詰めていったらしい、最初、長谷川は「佐藤がなにもかも悪い」と言って頑張ったらしいが、しつこくせまったので、泣きながら罪を認めたらしいが、しつこく問い詰め、追い込み、白状させただけで指導はしていないなと思った。 その後、指導があったらこんな事にまでならなかったと思うよ。 母と叔母が校長先生に会った時。 「いじめがあった事は、まったく知らなかったし、そのような報告も受けていない。」と言っていたそうだが、嘘だ。 校長先生は知っているよ。 だって放課後、倉田先生が私を校長室に呼んで、その時校長先生いたんだもの。 話がおわった時はいなくなっていたけど、それに、校長室に私と担任が入って、何か話をしていたら、倉田先生に『どうしたんだ』って、あとで聞くよね。 父さんも「色々と常識で考えると、知らないって言う方に無理があるな」って言っていた。 大人の(教師)の世界も私達と同じで『へん』なんだ。 でも、校長先生は知っていたよ!! 中田良美は、とても反省しているとのことで、「手紙か電話で謝りたい」と言ってたそうだ。(後で電話があった) ほかの4人は、部活のチームワークのことをからめながら、話をしたみたい、そして、4人も「謝りたい」と言ったそう。 先生に、お礼を言って校長室を出ると、「一緒に帰ろう」と、アキちゃんが待っていてくれ二人で学校を出た。 でも、倉田先生が始めに言った「佐藤さんから聞いたとは言わず・・・・」は、嘘になっていた。 とりあえず、その時はもう終わったんだ。 『一人ぽっちじゃないぞ!!』 そう思った。 その時は ・・・・。 8月も終わる夜の下校の途中に。
by obora
| 2008-12-26 00:18
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